南窓舎密会会員の皆様にはご壮健にて精励の日々をお過ごしのことと存じます。天災も多く、何かと厳しい状況の会員には速やかなご回復と健やかな日々を念じます。 平成24年4月から会長をさせて頂いています応用化学科昭和39年卒、染川です。毎年3月の卒業祝賀会でスピーチし、同窓会の繋がり、行方も考え、暮らしています。

先ず母体工学部化学系学科の現在とその歴史を述べます。現在は平成21年工学部改組により学部は環境化学プロセス工学科と化学生命工学科の2学科、大学院は、化学生命・化学工学専攻の2コースとして運営され、南窓舎密会はその合同同窓会です。改組に伴う南窓舎密会の変遷を示し、皆様には同窓同門の強い繋がりを意識し、盛会活動へご協力、そして活用をお願い致します。

昭和25年県立大学、30年に国立大学となった応用化学科に昭和36年“舎密会”が設立されました(小生2年生)。昭和39年増設の化学工学科に南窓会が出来、平成3年工学部改組により応用化学工学科となり、同窓会は合併し南窓舎密会としました。教養部解体の平成9年に生体工学科生体機能材料コースが生まれ、博士課程ではナノ構造先端材料工学専攻を増設、そして平成21年大学院化で、化学系は上記、化学生命・化学工学専攻と纏められました。そこで南窓舎密会は平成22年より現在の化学系2学科・1専攻の、稲盛京セラ名誉会長はじめ多士輩出の同窓会として伝統を引き継いでいます。

平成23年の南窓舎密会50周年記念事業を挙行し、“南窓舎密会設立五十周年記念誌”を発行し、種々の情報を載せました。特に昭和30年卒の稲盛名誉会長はじめ、本会歴史的な方々のお祝辞と激励文がありますので、ご一読を勧めます(旧応化図書室常備、残部有)。

稲盛名誉会長には最近2017年11月からまた鹿児島大学に時価88億円(利子年1億円)、記念館等の寄贈をされ、その立像が旧教養部広場に設置されています。“稲盛名誉会長と前田鹿大学長の対談”“鹿大ジャーナル”(http: //www.kagoshima-u.ac.jp)等をご覧下さい。

以下最近の活動報告と挨拶です。例年は7月末幹事の先生方と相談し、10月中旬の、“先輩に聞いてみよう”講演会(学科と共催,稲盛会館)、総会等を決め、実施します。講演内容等は工学部同窓会発行の“南桜風”(全員配布:乞住所届)に紹介されます。同窓会各支部会の報告も受け、本会HPへも掲載します。今後は特にHPを覗いて下さい。本年6月22日の東海支部会(種子田支部長、奥平幹事等)は40名余、参加者から盛会でしょう。 2019年は学生も参加の懇親会(11月9日)を予定しています。これらのイベントが、学生の啓発、人脈形成、共同研究等に繋がると期待しています。講演の自他薦も期待します。

小生の宣伝を2つ。恩師、同僚の先生方からの恩等は、上記50周年記念誌p.62に記しました。仕事の有機化学絡みのことは“有機分子の分子軌道計算と活用”(九大出版会、2015改訂)の序文等としました。原稿は退職後全て自作ですのでEメールで送付可です。 最後に母体学科と南窓舎密会関係者の生々発展と平和、そして繋がりを祈念いたします。

平成31年(2019年)4月 南窓舎密会会長 染川賢一 (応化S39卒)



日本社会全体が厳しい競争時代に突入し、それに伴い同窓会も変革のときを迎えています。在職卒業生、退職卒業生、学生、そして本部支部を構成要素として、それらがお互いに連携して、同窓生各人がよりよい人生と納得できる仕事をサポートするシステムを構築します。

たとえば同窓生の勤務している企業と学生間の求人・求職の情報交換、同窓生から他の卒業生への研究・技術開発の問い合わせ、退職者による現役卒業生への経験・体験にもとづく種々のアドバイス、工学部同窓会の現状などを紹介します。

それらについて南窓舎密会員一人一人が自由な立場で協力・意見・感想・提案などを行うことにより各人の課題解決と向上を目指します。そのような相互に作用する活動的な組織への転換を図ります。その手段として高度情報システムを十分活用して、双方向の情報交換を実現します。

また実際に顔を突き合わせて親睦や信頼を深めて、組織を確固たるものにします。この南窓舎密会のホームページはその目的を達成するためのツールとして、全員で機能させます。
皆様の”High Quality Life”のために、ホームページを積極的に活用していただきたいと存じます。

南窓舎密会本部



2019年3月31日現在

役職
氏名
卒業・修了年度
会長 染川賢一 昭和39年
副会長 安藤浩毅 平成2年
監事 田中 博 昭和44年
中島常憲 平成6年
代表幹事 下茂徹朗 昭和46年
庶務幹事 吉留俊史 昭和60年
伊藤博雅 昭和44年
山本高師 昭和53年
有水伸一 平成7年
東正樹 平成8年
会計幹事 満塩勝 平成6年
大竹孝明 昭和52年
山口やよい 昭和58年
増永卓朗 平成23年(博)
編集幹事 橋口周平 平成6年
下之薗太郎 平成15年
小幡透 平成7年
鮫島宗一郎 平成13年(博)
教官評議員 甲斐敬美  
関東支部
関東支部長  徳永正勝 昭和59年
幹事 川窪修身 昭和45年
田島宏幸 昭和62年
桐野亜希子 平成12年
東海支部
東海支部長  種子田実郎 昭和41年
会計幹事 落合志札 昭和46年
庶務幹事 奥平浩之 平成2年
関西支部
関西支部長 福里驤 昭和46年
副支部長兼監査役 戸井啓介 昭和57年
庶務幹事 今村恵 平成4年
樋渡 功 平成18年
会計幹事 田中譲次 昭和46年
北部九州支部
北部九州支部長  黒田真也 昭和41年
副支部長 妹尾昭 昭和44年
庶務幹事 上野尚弘 昭和43年
庶務幹事 川原田浩 昭和56年
会計幹事 古籐健司 昭和47年
監査役 井手俊輔 昭和42年




南窓舎密会会則につきましては、コチラのPDFファイルにてご覧下さい。




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